ピンクになっちゃった！

リカーズ，リン【作】〈Ｒｉｃｋａｒｄｓ，Ｌｙｎｎｅ〉/チェンバレン，マーガレット【絵】〈Ｃｈａｍｂｅｒｌａｉｎ，Ｍａｒｇａｒｅｔ〉/明橋 大二【訳】

１万年堂出版（2013/10発売）

• サイズ A4判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 22X27cm
• 商品コード 9784925253710
• NDC分類 E
• Cコード C8797

内容説明

ペンギンの男の子、パトリックがあるあさ目ざめると、からだがピンクいろになっていました！ピンクのペンギンなんて、ともだちはどうおもうでしょう？パトリックはピンクいろのなかまをもとめて、いえをとびだしました。うみをわたりやってきたのは、フラミンゴのすむアフリカ―。でも、そこならうまくやっていけるのでしょうか？やがてパトリックは気づきます。からだのいろがちがっても、ともだちでいられることに。ほんとうのともだちはありのままのじぶんとなかよくしてくれることに。人とちがっていてもだいじょうぶ。そうおしえてくれる、こころあたたまるおはなしです。４歳～小学校低学年むき。

著者等紹介

リカーズ，リン［リカーズ，リン］ ［Ｒｉｃｋａｒｄｓ，Ｌｙｎｎｅ］
１９６２年、カナダ生まれ。イギリス人の夫と結婚し、自分の子どものために物語を書き始めた。絵本『Ｐｉｎｋ！』は、２００９年にＲｏｙａｌ　Ｍａｉｌ賞（ｆｏｒ　Ｓｃｏｔｔｉｓｈ　Ｃｈｉｌｄｒｅｎ’ｓ　Ｂｏｏｋｓ）、２０１０年にはＨｅａｒｔ　ｏｆ　Ｈａｗｉｃｋ　Ｃｈｉｌｄｒｅｎ’ｓ　Ｂｏｏｋ賞の候補に選ばれた

チェンバレン，マーガレット［チェンバレン，マーガレット］ ［Ｃｈａｍｂｅｒｌａｉｎ，Ｍａｒｇａｒｅｔ］
イギリス育ち。子どもや動物の絵が得意で、遊び心のある魅力的な、イラストが人気

明橋大二［アケハシダイジ］
昭和３４年、大阪府生まれ。精神科医。真生会富山病院心療内科部長。児童相談所嘱託医、スクールカウンセラー、ＮＰＯ法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[どあら]

図書館で借りて読了。明橋大二さんの「はじめに」を読んで興味を持ったので。読み聞かせで使いたいです☺️６分８秒、３年生以上）

2021/04/12

[たまきら]

ふとしたことでピンクになってしまったペンギン坊やが、からかわれうのがつらくて自分に適した場所を探してはるばる旅をするお話です。からかわれても自分を愛する気持ちを持てる心。それはどんなふうに形成されていくんだろう？自分が気づくってなんて素敵なんだろう。そんなことを思わせてくれる絵本です。

2018/12/29

[どあら]

今朝の読み聞かせ（6-1）で使用。人と違っていても大丈夫だよ🐧全て同じ人なんていないよ👥

2021/04/21

[遠い日]

全身ピンクになってしまったペンギンの男の子、パトリック。外見の違いで皆にからかわれる。なにより自分がそれを認められない。この本のいいところは、周りからこんな意地悪やいじめを受けたということを強調するのではなく、パトリック自身が皆と違うことについて、どういうふうに自己肯定していくかという点に重きをおいた展開になっていることだ。体の色が黒であろうがピンクであろうが、自分の居場所がここであること、自分の経験に基づいた自信によって自己形成がなされたこと、それがすばらしい。誰でもない自分はただ一人なのだから！

2013/11/15

[深青]

突然ピンクになってしまったペンギンのお話。外見や見かけじゃなく、中身をみて欲しいものです。

2013/10/29