内容説明
本書は、名著『老荘思想』を著した安岡正篤師が『老子』を講じた筆録です。老荘思想の神髄をついた講話は、俗世の汚濁と頽廃を救う妙薬として、読む者を神秘的なユートピアに誘い、現代文明に毒された我々の心を沈静・慰藉し、やがて解脱へと導いてくれることでしょう。
目次
老子選講(序論(中国文化の濫觴;「黄」と「老」の持つ意味 ほか)
『老子』を読む(上)(老子の背景;老子伝から老子研究へ ほか)
『老子』を読む(下)(干支から見る日本の時局;老子が誤解される一例 ほか))
『史記』老子伝を読む(『史記』に見る老子;孔老の会談 ほか)
老荘的政治観(いかに民を導くか;淮南子の政治観 ほか)
著者等紹介
安岡正篤[ヤスオカマサヒロ]
明治31年(1898)、大阪市生まれ。大阪府立四条畷中学、第一高等学校を経て、大正11年、東京帝国大学法学部政治学科卒業。東洋政治哲学・人物学を専攻。大正11年に東洋思想研究所、昭和6年に日本農士学校を創立、東洋思想の研究と人物の育成に尽瘁。昭和24年に師友会を設立、政財界指導層の啓発・教化に努める。昭和58年12月逝去
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感想・レビュー
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ダンゴ☆ルッチ
3
根っこを理解すれば、もう少し楽しく読めるなと思いました♪こりゃ、時間かかるなー(笑)2016/09/16
ダンゴ☆ルッチ
3
難しかった。ある程度「老子」を読みこなせるようになれば、また感じ方も変わってくるのかな。多少強引でも、こういう本を読みこなせるようになりたいと思いました♪2016/08/17
ダンゴ☆ルッチ
2
枝葉を伸ばすことより、根っこを充実させていきたいと思いました。2017/03/15
Doraneko358
0
老子についいぇ非常にわかりやすく書かれているが、それでもざっくりしすぎていて物足りない感じはした。2016/09/29
孤灯書屋
0
⭐️⭐️⭐️⭐️2024/03/09
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