内容説明
平和を祈り、家族を愛し、病に苦しみ、人生に悩む―。湯川秀樹の長男が紡ぐ「普段着」の湯川家。
目次
第1章 湯川家に生を受けて(祖父・玄洋と夏目漱石;幼時の世界;甲南幼稚園―甲南小学校時代 ほか)
第2章 寄稿集「湯川スミの思い出」(梅原猛(国際日本文化研究センター顧問)
千玄室(裏千家前家元)
上田正昭(京都大学名誉教授) ほか)
第3章 湯川春洋論文集(小川環樹叔父指導に依る大阪市立大学卒業論文 馬琴の小説の人生観と中国文学;近松の浄瑠璃を通して考えられる事)
著者等紹介
湯川春洋[ユカワハルミ]
1933(昭和8)年生まれ。大阪市立大学文学部国語国文科卒業。近世演劇研究家。株式会社平凡社に嘱託として勤務するかたわら、研究書を出版。1998(平成10)年、同社退職以後は、京都下鴨の自宅にて研究に勤しむ。1949(昭和24)年、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士の長男にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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