内容説明
沖縄の妖精―キジムナーをめぐって、森の中で動物たちの会議が続くシラサギの夫婦、イノシシの親子、ヤマガメの兄弟、三百年も生きている物知りのフクロウ―ギョロじいさんが語る、エピソードの数々。戦争で心と体に傷を負った少年ワタルと、キジムナーは、シバサシの祭りに初めて知り合う。心のふれあいを通して、一夜のドラマから、少年の回心がなされることが可能だろうか。
著者等紹介
出口富美子[デグチフミコ]
北海道森町生まれ。詩人・作家・陶芸家。’92~’02平和を呼びかける創作陶板レリーフによる獅子チャリティ「いのちかがやけ」展を全国巡回する(現在11年目で37会場を巡回)。’97~’03投稿雑誌「大好き沖縄」(季刊)発行。’99~’03現在、那覇市観光大使に任命される。’84朗誦詩「卑弥呼口伝」、NHK・道詩人協会朗読詩コンクールで最優秀賞
曽我舞[ソガマイ]
岐阜県生まれ。三重大学美術科卒業。高校教員を経て、絵本・童話・イラストレーション・紀行文などを手がける
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- 和書
- 陸軍衛生兵物語