出版社内容情報
《内容》 ICHのE5ガイドライン「外国臨床データ受け入れの際に考慮すべき人種・民族的要因」についての指針(1998)は,外国で実施された臨床試験データを日本を含む新地域に外挿することを可能にした.それに加えこの時点で,ファーマコゲノミクスが新薬開発,とくに個人別の医療,tailor-made medicineの分野で卓越した役割を果たす時代はもうそこまできている.現在,この2つのコンセプトは世界規模の新薬開発計画に大きな影響を与えており,これらのコンセプトを取り巻く多方面にわたる問題を議論する場を持つことは大変重要だと考えられている.
本書は第2回北里-ハーバードシンポジウム「Global Drug Development Techniques: Bridging Strategies and Pharmacogenomics」の記録である.今回は「Bridging」では,overview,the west experience,regional clinical trials and global clinical trials. Practical implementation of E5 guidelines,「Phramacogenomics」では,advances in understanding,clinical and regulatory impactsなどのさまざまなトピックを取り上げており,各セッションにおいてWesternとEasternのそれぞれの立場を対比できるような構成になっている.本書を通して最新のBridgingおよびPharmacogenomicsに関する情報をお伝えできる内容になっているものと確信している
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- 和書
- 川からの手紙 小学館文庫