マイ・ブラッディ・ヴァレンタインこそはすべて - ケヴィン・シールズのサウンドの秘密を追って

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784925064927
  • Cコード C0073

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

60
☆5。いやあ、面白かった!実を言うとマイブラは「loveless」くらいしか知らず、そのアルバムも「まあまあだな」といった印象しかなかった。これも買っていた事すら忘れていた。別の本を探していたときにこの本を見つけ、何の気なしに読み始めたら・・・引きずり込まれた。とにかく著者の文章が良い!マイブラ愛がそこかしこに溢れ出ていて気恥ずかしい、いや開き直っていて気持ちいいくらいだ。良くあるロック系音楽本のひねくれた文体は一切出て来ない。それがいい。ひたすらマイブラの魅力を(欠点も含めて)素直に出している。↓2021/10/11

奴が岳魚

3
あの『ラブレス』という、得体の知れない美しさを放つアルバム。あの美しさに取り憑かれた人間を、僕は何人か知っている。時代を象徴し、時代を超越し、人の人生を丸ごと釘付けにしてしまうほどの作品というのは、どんな優秀な芸術家であっても、作ろうと思って作れるモノではないし、また作れたから幸福であるのかと考えると、簡単にそうだとは言えない。(そんな作品を生み出してしまったが為に、不幸のまま死んだ芸術家もいるのだ)マイブラッディバレンタインというバンドの二十数年に渡る不確かな沈黙も、僕にそんな事を考えさせる。2015/02/21

hiratax

3
大学生時代のマイブラとの出会いから、20年以上を経てのケヴィン・シールズ単独インタビュー実現までの経緯が、著者の自分語りとともに進められている。著者は元ミュージシャンだけあって楽器やエフェクターに精通している。こういう人が音楽ライターをやるべき。2014/06/21

ソニックゆうすけ

2
来たるソニックマニアでの来日に備え、熟読。ケヴィン時間など色々なエピソードはあったのだが、著者のマイブラ愛に溢れた一冊。ファンが高じて専属のカメラマン、ライターへ。メンバー間からの信頼も絶大です。やっぱり元がバンドをやっている人なので、エフェクターなどの機材にも詳しい。酷評しているライブも多く、正直にレポートしてる事からも、好感が持てます。東日本大震災の時は、メンバーが桜のバッヂをつけて演奏していたという逸話が好きでした。2018/08/13

Satoru Moriaki

2
マイブラに関する最高の一冊と思う。「あの」サウンドの背景や音作りの凄まじさを伺いしれるのは勿論、特筆すべきは一人の熱狂的な日本人のファンが今や世界唯一のオフィシャル(といって良いと思う)フォトグラファー、インタビュアーにまで至る個人史でもあるという点。まさに著者にとってはマイブラこそはすべてだろうな、と。お蔵入りとなった「mbv」のライナーやステージの写真、さらにはエフェクター類の写真、ソロを含めた全員のディスコグラフィーと本当に至れり尽くせりの一冊。冗談抜きでファン必読かと。2018/08/12

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