内容説明
アレサ・フランクリン、ウィルソン・ピケット、キャンディ・ステイトン―名人シンガーたちと数々の名曲の陰には、知る人ぞ知る最高のミュージシャンたちがいた!アメリカ南部の名門スタジオ、FAME(フェイム)を舞台に、“ゴーストライター”ならぬ“ゴースト・ミュージシャン”たちの功績を明らかにする!
目次
違和感
インペリアル・セヴン
“ザ!!!!・ビート”・ボーイズ
ブルー・アイド・ソウル
フェイム・スタジオの誕生
リック・ホールとナッシュヴィル
アトランティック・レコードの野望
ベルの思惑、チェスの意向
ゴースト・ミュージシャン
FAME GANG
決裂
新たな道
マスル・ショールズ・サウンド・スタジオ
夢は終わらない
著者等紹介
鈴木啓志[スズキヒロシ]
昭和23年北海道函館市生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。在学中にブルースやソウルのファン・クラブに深く関わり始め、同時に執筆、レコード・コンサートなどによって黒人音楽の普及に努めた。趣味の将棋の著作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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skunk_c
46
最近『メンフィス・アンリミテッド』を上梓した著者の10年前の作品で、主にマッスル・ショールズのFAMEスタジオを巡るバック・ミュージシャンについて深掘りしたもの。アトランティックといった大手レーベルであっても、1960年代末まではセッションに参加したメンバーについての記録は曖昧で、このサザンソウルの中心地のひとつ(もうひとつはメンフィス)で行われたセッションについても分からないことが多い。著者の執念深いリサーチにより、その輪郭がくっきりしてきた。若干間違いもあり、内容の重複もあるが、黒人音楽愛溢れる1冊。2024/02/23
tegege
1
中級者以上向けの内容だが、著者の視点は非常に興味深い。2013/11/03
OHNO Hiroshi
0
ゴースト・ミュージシャン ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実 [単行本(ソフトカバー)] 鈴木啓志 (著) 単行本(ソフトカバー): 360ページ 出版社: DU BOOKS; A5版 (2013/9/13) 言語: 日本語 ISBN-10: 492506486X ISBN-13: 978-4925064866 発売日: 2013/9/13 サザン・ソウル。 p18 彼らがこの疑問を突き詰めていれば、恐らく彼らの文章は全く違ったものになっていただろう。だが彼らはそれを見ようともせず、素通りしてしまった。2014/03/23