内容説明
戦後初めての本格的デフレが日本を襲っている。それだけでなく、あまりのデフレの深刻さに政府は将来の国家破産の可能性にも目をつぶって、バラまきと借金をさらにせざるをえなくなっている。もはや日本経済はコントロール不能だ。そんな日本の将来に見切りをつけて、住むところや財産の保全先を海外へ移すことをそろそろ真剣に考える必要があるのではないだろうか。今後、日本人が注目すること間違いなしのこの国・ニュージーランドを、いまのうちに知って、大いに活用しようではないか。
目次
プロローグ(日本は魅力のない国になった;暮らしやすい国・ニュージーランドの魅力 ほか)
第1章 ニュージーランドとはどんな国か(ニュージーランドはどこにあるか;花のあふれる町・クライストチャーチ ほか)
第2章 日本人が知らないニュージーランドの魅力(経済の基盤は第一次産業;付加価値を生むバイオテクノロジー ほか)
第3章 ニュージーランドの不動産の魅力(地球儀を用意し、自分の目で確かめる;環境を買うという意識 ほか)
第4章 海外の投資家にとってのニュージーランドの魅力(準タックスヘイブン;国家戦略として投資天国をつくりだす ほか)
第5章 ロングステイ・移住の基礎知識(ニュージーランドでのロングステイ;ビザ取得でできること ほか)
著者等紹介
浅井隆[アサイタカシ]
経済ジャーナリスト。1954年東京都生まれ。学生時代から経済・社会問題に強い関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。一方で学習塾の経営を手がけ学生ビジネスとして成功を収めるが、思うところあり、一転、海外放浪の旅に出る。帰国後、同校を中退し毎日新聞社に入社。写真記者として世界を股に掛ける過酷な勤務をこなす傍ら、経済の猛勉強に励みつつ独自の取材、執筆活動を展開する。現代日本の問題点、矛盾点に鋭いメスを入れる斬新な切り口は多数の月刊誌等で高い評価を受け、特に1990年東京市場暴落の謎に迫る取材では一大センセーションを巻き起こす。その後、バブル崩壊後の超円高や平成不況の長期化、金融機関の破綻など数々の経済予測を的中させてベストセラーを多発し、1994年に独立。1996年、従来にないまったく新しい形態の21世紀型情報商社「第二海援隊」を設立し、以後その経営に携わる一方、精力的に執筆・講演活動を続ける
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