内容説明
残念なことに歴史をひもといてみればわかることだが、ローマ帝国以来、国家破産した国では必ずすさまじいインフレ(特にそれが年率100%を超えるようなものをハイパーインフレと呼ぶ)と大混乱が起こっており、国民生活は無惨にも破壊されている。本当にそのようなことがこの日本で起こるかどうか、いま私たちは瀬戸際に立たされている。その意味で、本書は数年後に日本で起こるかもしれない“事態”に対する警告と対処法の書である。
目次
プロローグ―誰もが気づかぬ間に
第1章 大いなる誤算―誰が一体悪いのか
第2章 800兆円の脅威―天文学的借金が日本経済とあなたの生活を吹き飛ばす
第3章 郵貯・年金が抱える100兆円の時限爆弾―日本道路公団だけで25兆円の返済不能の債務
第4章 恐慌か、ハイパーインフレか―90年代に行われたツケの先送り
第5章 いまや日本国は1300兆円の債務超過―ついにわかった本当の数字
エピローグ―私たちの将来に待ち受けているものは