内容説明
陰陽、心霊、妄想、科学…三人の特殊警備員が都市に蠢く恐怖に挑む!三人のシナリオ陣が綴る怪異なる事件の数々。
著者等紹介
我孫子武丸[アビコタケマル]
1962年兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科中退。1989年『8の殺人』でデビュー
田中啓文[タナカヒロフミ]
1962年大阪府生まれ。神戸大学経済学部卒。1993年『凶の剣士』で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選。1999年刊行の『水霊ミズチ』はSF大賞候補作にノミネートされた
牧野修[マキノオサム]
1958年大阪府生まれ。大阪芸術大学芸術学部卒。1993年『王の眠る丘』でデビュー。1999年『スイート・リトル・ベイビー』で第6回日本ホラー大賞長編賞佳作入選
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感想・レビュー
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ひょろ
6
まさに三者三様。グロ、妄想、論理とそれぞれ個性があって面白い。洞蛙坊のエロとダジャレはなんかもういろいろ通り越して痛快。比嘉は人間の内面心理に入り込んでいく。そして、牧野修特有の妄想幻想が美しい。山県先生は頑固な論理派。なんだけど、最後はああなっちゃってどうもなあって感じ。2015/12/28
simsim777
2
「かまいたちの夜2」のシナリオを手がけた作家トリオで書いた本。お互い出し合った探偵を使って、それぞれが作品を書いているので、性格が変わっているように感じるキャラも。不条理な作品が苦手な人は、手を出さない方がいいかも。2001/10/10
りんご
1
全く異なる3人のゴーストハンターの物語が面白かったです。ラストもそれぞれのパターンがあり、楽しめました。2020/11/07
へいぽー
1
スッキリするものでも、後味がいいものでもないけど、ここまで歪な個性が揃うと、これはこれである意味調和がとれて…る…?
たけひろ
0
☆☆2008/11/04