出版社内容情報
カラスのヤコブスと仲間たちは、森を守るため動物会議を開きます。ユーモラスな筆致で、動物の側からの自然との共存を訴えます。
およそ10~11才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
52
お金に目がくらみ、森の木を伐採して売ろうとする人間に対して、のどか森の動物たちがあの手この手でそれを必死に止めようと画策する話。物語としてはだいぶ前の本なので古さを感じつつも、環境破壊や自然保護の観点は同じであり、それをユーモラスに描かれているので楽しめました。2019/09/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
マグヌス村長の提案で、のどか森の木を伐採して儲けよう!とノッた村人たち。ひつじ飼いのシュトッフェルを除いて。それを知ったカラスの大食いヤコブスは、森の仲間たちに知らせ、根っこのペーターをリーダーに立ち向かう。森の生き物たちと人間たちの知恵比べ。2021/08/04
サラサラココ
8
森を守りたい動物たちと百万長者になりたい人間の知恵比べ。深刻になりすぎないところもよい。2021/07/19
光
6
地球上で生かされている私達は、大自然の中のちっぽけな存在なのかもしれない。人間が一番えらいと思って、好き放題していると、いつか必ず思い知らされる。 のどか森の木を一万本切り倒し、金儲けしようとする人間と、その森を守ろうと必死で対抗する動物たち。その争いの末に動物たちのリーダーが言った言葉が印象に残った。2015/03/06
morgen
4
お金に目が眩み、かけがえのない自然を壊す人間について考えさせられる。原発のことがよぎった。動物たちのいたずらは痛快だが、捕食する関係にある動物たちも食物連鎖を超えて協力し合っているところに"やっぱり子ども向けだな…"と思ってしまった。2019/02/14
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