出版社内容情報
七面鳥が経営する海辺のホテルで次々と発生する怪事件。避暑にきていたフクロウの名探偵エリナーと、助手ポーズの活躍はいかに。
およそ9~10才から
内容説明
季節は夏、美しい浜べにある小さなホテル。ここで、つぎつぎにおこるあやしい事件。避暑にきていたフクロウの名探偵エリナー・アウルは、ねこの助手ポーズとプロの腕前を発揮して大活躍。その活躍ぶりと登場するとまり客の動物たちをユーモラスな絵と文で描いたたのしい探偵物語。小学校中級向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
覚書 『司書と先生がつくる学校図書館』より5年生向け。2021/03/29
ake7🍀 積読本まだまだ消化中
6
「モゾモゾ一家」「ドロンコ川」などネーミングがかわいい。著者の描く絵も趣きがあり、また、後々「犯人」を示すヒントになっているものもある。また訳者あとがきにもあったが、ホテルの主人である七面鳥が、ベランダの椅子にすわって泊まり客の名前を確かめる場面、窓のブラインドに落ちるヤシの木の影や、打ち寄せる波の音の描写が、夏の昼下がりの物憂い感じにつつみ込まれるようでとても好きだ。著者は高校で語学教師を勤めた後、作家兼イラストレーターに。原題は「Summer in the south」いつか機会が有れば読んでみたい。2023/06/17
chi0926
6
かわいい!動物たちが生き生きしてるし、特徴を生かして大活躍。人間でもこういう人達いるいる。腰ミノのブタ模様のシルクの海パン、欲しいかも。2019/08/06
あんみつ
5
彼の長編は初読み。絵からしてフクロウ探偵は男性だとばかり思っていました。でも女性だというところがストーリーにも影響していてなかなか面白かった。「もぞもぞ一家」が何の生き物なのか描かれていなくて、私はある生き物だと思って読んだんですが、訳者は「おそらく○○」と違う見解で、これもまた作者が仕掛けてくれた楽しみの1つだと思います。個人的には短編の方が好き。40あまりの作品を残したジェームズ・マーシャル。もっと翻訳されることを願わずにはいられません。 2013/12/17
lovemys
4
面白かったです。息子(小1)に、何か探偵ものを読んでみようと思い、コチラを読み聞かせ。意外と物語にも集中できましたが、出だしは、慣れない人物説明描写に、息子氏戸惑っていました(笑)児童文学だけれど、ちょっと大人っぽく、会話がオシャレすぎ、息子には何を言っているのだか通じていませんでしたがー(笑)しかし、推理も本格的で、動機や何かも奇想天外でしたが、そのハチャメチャぶりが面白かったです!息子は、他の29の事件も見たい!図書館で探す!と言っているが、それは無いよね(笑)シリーズ化されていたら面白かったのにな~2014/01/19