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こちらの商品には新版があります。
内容説明
第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞の「バッカーノ!」シリーズ第3弾。錬金術師ベグは自らが作り出した麻薬が人間を最高の世界に導くと信じていた。麻薬中毒者ロイは薬漬けの生活から抜け出そうと葛藤していた。ルノラータファミリーの幹部グスターヴォは失敗続きのビジネスに苛立っていた。ガンドールファミリーの幹部ラックはこれから激化するであろう抗争の予感を抱いていた。少女イヴは無き者にされた兄の仇を討つ決意を胸に秘めていた。それぞれの生き様が交錯する時、運命はドミノ倒しの様に連鎖し、そして―。
著者等紹介
成田良悟[ナリタリョウゴ]
「バッカーノ!」シリーズで第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
34
禁酒法時代のアメリカを舞台にしたドタバタギャング群像劇の4冊目。錬金術師ベグが作り出した麻薬を巡り、マフィア達による大きな抗争が起きる話。ほのぼの!作者があとがきで書いてる通り今回はほのぼの回らしいけど、これでほのぼのとか完全に頭オカシイ(笑)確かに前回と比べると流血沙汰は少なめで、割と救われた感じがするからあながち間違ってもないのかな。ドミノ倒しのように一気に畳み掛け、物語を大いに盛り上げる手法も素晴らしかったし、今回も大満足。デュラララよりもこっちの方が個人的に好きかも。次巻も勿論読みます。2016/06/22
スケキヨ
18
『螺旋』『並行する二つの線路』と来たら今回は『エンドレスドミノ』だそうで。続きが気になってどんどん読める。お気に入りのガンドールファミリーが活躍していて嬉しかった。特にマフィアになりきれないラックさんが格好良すぎる。最後なんて「打算」と「優しさ」で揺れ動くまっとうな紳士ではないですか。有名な言葉【お楽しみはこれからだ】ってトーキー映画の『ジャズシンガー』からのセリフだと初めて知った。イーディス嬢の落とし前をつける場面とか葡萄酒がさっき上げたセリフを言う場面が好きです。次は…え?に、2001年?飛ぶなあ~2012/11/06
かめ吉
17
1作目は収束していく螺旋階段、2作目は並走する列車。そして今回は連鎖してゆくドミノがをイメージした作品になっていました。アニメではあまり印象に残らなかった部分だったけど、この原作は非常に面白かった。1人1人の行動がやがてドミノのように連鎖して終わりへと向かって行く非常に濃い内容の話でした。成田さんの書く群像劇は面白いとしか言い様がないですね!2015/05/01
白玉
16
列車編とは違う雰囲気だったマフィア抗争編。これまであまり出番がなかったガンドール3兄弟の活躍が今巻では沢山あって嬉しかった。キースと奥さんの馴れ初めが素敵すぎる。クレアの「呼んだ?」は2回共にインパクト凄かった。そして、何よりもラックがかっこいい。イヴとのシーンはアニメで観たかった。惚れてしまいますよ\(//∇//)\ラックとイヴの組み合わせは自分の好みをついていて結構好きなのですが今巻のみなのでしょうか?2017/09/21
END
15
抗争、麻薬、情報屋、殺し屋!今回はマフィア物っぽいキーワードがいっぱい。ほのぼのはしてないっしょ。イブとラックとグスターヴォのラストはお約束っぽいが故の熱さを感じた。今回も後半は見所がいっぱい。でも、なんだかんだでクレアか美味しい所をかっさらっていった気がする。キースとケイトの馴れ初め、サイレント映画からトーキー映画への移り変わりが一番好きだった。……これが、作者の意図したほのぼのだったのか!?2013/09/23




