出版社内容情報
むかし、丘のうえのちいさな木の家に、ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさんとちいさな木ぼりのおかみさんが暮らしていました。二人の家は赤い屋根のすてきな家で、納屋やぶたの家、ひつじを飼うのにちょうどよい場所、犬の家があるのに、住んでいるのは、二人だけ…。「一緒に暮らす動物さえいてくれたら、ここは世界で一番楽しい農場になるだろうに。」
そう思い二人は、船長さんにお願いして動物達を連れてきてもらいます。
およそ4~5才から
内容説明
むかし、むかし、あるところに、ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさんと、ちいさな木ぼりのおかみさんが、ちいさな木の家にすんでいました。ある時、ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさんとおかみさんは、こう思います。「いっしょにくらすどうぶつさえいてくれたら、ここはせかいでいちばんすてきなのうじょうになるだろうに。」そこで、ふたりは、いつもやってくる木の船の船長さんに、動物たちを案内してきてくれるよう、おねがいすることにしました。3才くらいから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Rosemary*
49
とても繊細で美しい絵が見応えありました。お話もおひゃくしょうさんのお顔通りの柔和で温かな内容。読んでいるうちに自然と顔がほころんでいく様です。2015/05/06
chiaki
37
『クシュラの奇跡』で"これほどクシュラに愛された本もない。その魅力はすべての三歳児をとりこにするにちがいない。"と紹介されていた1冊。私、もう三歳を何周もしてますがこの絵本の虜です♡素敵な農場を持っている夫婦のために、蒸気船の船長さんが動物を見つけて来てくれるおはなし。繰り返しのあるストーリー展開も安心感があって楽しいのと、何よりアニタ・ローベルの絵が色使いといい、構成といい秀逸!全てのページが品のいい装飾の額縁で覆われていてうっとり幸せ♡これは女子必見の絵本。飾っておきたい。2020/12/07
ほんわか・かめ
32
てっきり船長さんがことづけを聞き間違えて、とんでもない動物たちを連れ帰り、上を下への大騒ぎになるかと思いきや!そんなことは全く起こらず、牧歌的におはなしは続いていきます。事件なんて起こらなくていいんですよね。最近の絵本に慣れすぎているのかもしれません。とても素敵なストーリーでした♡〈1930/アメリカ/1994/童話館〉2021/03/05
花林糖
24
(図書館本)細かく描かれた可愛らしい絵が素晴らしい。船長さんがいい人過ぎてビックリ。木ぼりの意味と鶏の卵とが気になるけれど、ほのぼのかわいいお話でした。2015/05/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
23
The絵本!という美しさ。木ぼりのおひゃくしょうさんとおかみさんはステキなお家に住んでいて、動物用の小屋もありますが、動物がいません。そこで毎日会うせんちょうさんに動物たちを連れてくるようにお願いします…。大人数の読み聞かせには向かないと思いますが、一緒に細部まで楽しみたい飾っておきたい美しさ。文のページには額のようにおはなしに合わせた絵もあり、よりおはなしを引き立ててます。2021/08/22




