内容説明
「パキスタンの核開発疑惑工場が、中近東へ大量破壊兵器を輸出か」―一通の機密電報から、工場爆破を主張するペンタゴン。外交交渉による回避を主張する国務省。急派された米特殊部隊を待ち受けていたものは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
豆ぐみ
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面白かった。政治学者が国務次官に。大学時代の友情、大統領選、省庁間のパワーゲーム、パキスタンでの危機…。主人公がちょっと魅力不足かなあ。ジョセフ・ナイが書いてるということで、つい、どの程度現実とのオーバーラップがあるのかとか大国アメリカにびびるが全然わかりません。2014/10/21
KAZOO
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カーター政権時代の国務次官補がノンフィクションを書くとまずいので小説仕立てにした国際政治ものです。パキスタンの核開発疑惑の事件でのCIAの暗躍などをものにしています。最近の中近東の状況と同じようなことが行われていたということです。元大学の先生であるせいかよく調べて書いてありますが若干小説にしては堅いと感じました。2013/04/05