内容説明
史上最高の映画監督ジャン・ルノワール。その生涯と全作品を詳述。待望久しい力作評伝の完訳。
目次
第1部 第一印象―1894‐1916
第2部 沈黙の仲間たち―1917‐1929
第3部 音の始まり―1930‐1933
第4部 市民ルノワール―1934‐1940
第5部 楽園への追放―1941‐1949
第6部 我が家から祖国へ―1950‐1969
第7部 世界の一体性―1970‐1979
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amorlibresco
1
一気読み。かなりのボリュームの本だが、ほとんど二日で読んでしまった。ルノワールに興味があるかどうかによるだろうが、読み始めたらグイグイいける。翻訳も読みやすい。個々の作品も一つ一つ丁寧に追ってあり、その解説がまた的確で、大したもの。単に伝記を調べる手立てや材料を持ってる人が書いたというだけじゃなく、ちゃんと鑑賞眼と文章力を備えた人が書いてくれてよかった。2013/03/28
JunKawa
0
天才映画監督ジャン・ルノワールの評伝。本人はもちろん、父オーギュストはじめ、周辺にもよく取材している。「ゲームの規則」「大いなる幻影」のような有名作品のみならず、「ショタール商会」のようなあまり知られていない作品も丁寧に紹介していて作品ガイドとしても秀逸。読み応えあり。2016/11/29