驚鴻記校注

驚鴻記校注

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  • サイズ A5判/ページ数 367p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784924779976
  • NDC分類 922.5
  • Cコード C3098

内容説明

梅を愛した宋人の虚構になる梅妃は、ライバルの楊貴妃ほど有名ではないが、『驚鴻記』は、その梅妃をヒロインに仕立てた、元気あふれる明万暦刊の戯曲である。『驚鴻記』は二種の明版が現存する。一は葉徳輝―馬廉を経て北京大所蔵の標註本であり、一は神田博士旧蔵―京都大谷大所蔵の新刻本(本書の底本)である。本書は、著者が二版の異同を克明に調査した結果をまとめ、標註の出典を示し、旧稿を一新して、二版の図像および著者の関連論文を付して成った『驚鴻記』校注本である。更に、傅惜華の提要、葉徳輝の跋文にも初めて解釈を施した本書は、『驚鴻記』定本として研究の出発点となり、明代戯曲研究にも資するものとなろう。

目次

新刻驚鴻記 巻之上(本傳提綱;梅亭私誓;相府稱觴 ほか)
新刻驚鴻記 巻之下(七夕私盟;禄山叛逆;大駕幸蜀 ほか)
『新〓(けい)重訂出像附釋標註驚鴻記題評』序
付録

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