内容説明
経済に契機循環の波があるように企業にも同じような波があるのではないか。本書は独自の方法で企業の成長曲線を描き、それがどういう波になるかを探り出した。そこでは高収益、高成長会社と斜陽化する会社に実にあざやかな差異が見られる。また、かつて栄光に輝いた会社が一旦不況に陥ると曲線はある変化を見せるのである。堅実な成長会社はどういう曲線を描き、かげり現象のみえた企業は曲線のどこにどんな影響を受けるのかも本書は明らかにした。
目次
はじめに 会社の実力が一目でわかる曲線
前章 “会社の成長曲線”の描き方読み方を初公開―高収益企業ソニーの数字
第１章 超優良企業はどんな曲線か（１ トヨタ自動車の成長曲線；２ 松下電器産業の成長曲線；３ 日立製作所の成長曲線）
第２章 極度の不振を訴える成長曲線（１ 三井鉱山の成長曲線；２ 京成電鉄の成長曲線；３ 松竹の成長曲線）
第３章 栄光の座からの転落を物語る成長曲線（１ 日本鋼管の成長曲線；２ 昭和電工の成長曲線；３ 小野田セメントの成長曲線；４ 東洋紡績の成長曲線）
第４章 堅実経営を立証する成長曲線（１ 清水建設の成長曲線；２ 三共の成長曲線；３ 大丸の成長曲線）
終章 “会社の成長曲線”を読む七つの法則
