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出版社内容情報
衰しく、そして暖かい母の愛を綴った名作と幻想的な深い絵が、感動を与えます。
内容説明
母の愛の、哀しくそしてあたたかい、小川未明珠玉の名作の絵本化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ風味
16
耳が聞こえない、しゃべれない、女は大柄なゆえに「牛女」と呼ばれていた。そんな彼女には子どもがいて、牛女は子どもをとても愛していた。牛女が亡くなった後、村人たちは、その子どもを差別せず、世話をやいてやった。牛女はさぞ、心残りだっただろう。暗い色調で、楽しい話ではないけれど、なぜか心に残ります。2022/01/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
小川未明の童話の絵本化。言葉なく(牛女は、おし)けれども深い深い母の愛。病気で亡くなっても思う親心。子どもが大きくなっても続く母の愛。子どもはいつまでも子どもなんですね。2019/03/01
遠い日
10
ことばなき世界で我が子を愛した母の、残る思いが切なく重く迫って来る。死してなお、その成長を見守り続けた牛女の愛情の深さ。一人前になった子は、受けた愛を思い返し、なき母への恩を供養で返す。母子のつながりの強さ、大きさに打たれた。2017/10/29
袖崎いたる
4
ああ、だめだ、これは、泣いてしまう。母親と男の子。醜い母とその子ども。2人の関係の痛切なことよ。死にゆく母の、残される我が子への無念たるや、こちの胸を掻きむしらせるばかり。小川未明のまなざしもすごいが、戸田幸四郎のイメージもすさまじい。傑作。2022/04/17
ふう
4
立ち読みしてて泣きそうになった。優しさ、愛情についてじっくり考えることのできる佳作。でも今だと使っちゃいけない言葉がバンバン出てくるからどうなんだろ。こういうのこそ学校の図書館とかに置くべきだよね。2013/12/16
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