せんねん まんねん―まど・みちお詩集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A6判/ページ数 157p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784924684546
  • NDC分類 911.58
  • Cコード C0092

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

144
悲しく切ない詩が多いけれど、自然と微笑みが生まれる詩もある。まど・みちおさんの声がどこか遠くから聴こえてくる。どこかからこだまして、遠く広く心の深くをくすぐってくれる。…身近なところに楽しさはあるよ。しゃがむと視点が変わるよ。子どものように大地に近くなる。前ばかり見ていてはいけない。足下を見たり空を見上げたり。…子どもの心は大人になっても隠れていて、お年を召すと顔を出す。…人が生まれる前からあるものはどれも美しいでしょう。人間は、太陽と地球、見守る月とともに、せんねんまんねん共存していけたらいいですね🌠2021/10/24

101
文庫本サイズながらハードカバーというのがまず気に入って買った。ひらがなを多用した童心の視点で詠まれた詩が多い中、特に好きなのは珍しく漢字の多い「太陽と地球」・・太陽がわが子地球の夜について知ることができないため、安らかな眠りと幸せな夢を祈って地球のそばに月を遣わし見守らせ、地球の寝顔がどんなに安らかであるかを月に聞くという詩。父性や母性の愛情を深く感じてじんわりする。そしてこういう詩や絵本を読む時だけは科学的な矛盾点に目を閉じている自分だ。この他「かがみ」「つぼ」「ぞうきん」が詩として面白いと思った。2014/02/28

新田新一

28
日本の詩人の中では、まどみちおさんが一番好きです。まどさんの詩には、深い優しさがあります。神様のような人だったそうで、詩を読むとそれがよく分かります。「ヘビ」は、まどさんの優しさを感じる一編です。死んで穴に埋められたヘビの冥福を祈る気持が、美しい言葉で表現されています。まどさんはユーモアの詩人でもありました。この詩集の中に収められた詩は、くすりと笑えるものが多いです。動物たちが、タンポポのことを何というか書いた「たんぽぽ」には、ユーモアと機知を感じます。まどさんの詩があれば、どんな時でも元気になれます。2024/09/16

うさこ

5
まどさんのご冥福を祈って、図書館で借りた本です。文庫本サイズで、丈夫な表紙、、持ち歩き繰り返し読むのに良いです。「どうして いつも」、「タンポポ」、「はるのさんぽ」が気に入りました。音読すると、言い回しの面白さが倍増します。宇宙・自然の中で、人間が生きている。あるがままの幸せ。忘れがちな大切なことを、子どもにも分かる言葉で詩にされている。とても温かな気持ちになり、友人への手紙に詩を添えました。他の詩集も読みたいです。2014/03/18

仮名

3
まど・みちおの詩選集。ひらがなの多いまどさんの詩は見た目にも優しさが表れていて、読んでいてとても落ち着く。眠る前に読むと心地がいい。ときどきとても厳しい一言あったりしてぎくりとさせられたりもしつつ、詩のもつ広がりの中に包まれて、よく眠れそうな気がする。2010/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/684362
  • ご注意事項

最近チェックした商品