出版社内容情報
阪田 寛夫[サカタ ヒロオ]
内容説明
阪田寛夫のミニ詩集。
目次
てんとうむし
練習問題
へびのあかちゃん
せなかの さかみち
おなじ夕方
いろはに つねこさん
桜の木の下で
はなやぐ朝
どじょうだじょ
はこぶね
水の匂い
ばくあり〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
124
「サッちゃん」で有名な阪田寛夫氏の詩集。優しくて、温かな詩が多く、読んでいると幸せな気持ちになった。まどさんの詩に似ているが、まどさんは春の詩人で、阪田さんは秋の詩人だという気がする。詩の中にちょうど秋の夕焼けを見る時のような切なさが潜んでいるのだ。それからやはり関西の人らしく、からりとしたユーモアを感じる詩もいくつかあった。童話屋の本らしく、手に馴染む装丁とユーモラスで可愛いイラストも素晴らしい。お気に入りの詩をご紹介。カミサマ 「こんなに さむいおてんき つくって かみさまって やなひとね」2015/12/20
小夜風
23
【小学校】冒頭の作者の言葉にあるように、遊びながら作られた詩なんだな……凄く言葉遊びを楽しんで紡いだんだろうなって感じました。「サッちゃん」の作者さんなんですね。子ども向けの詩集だと思いますが、大人が読むとちょっとドキッとさせられる詩もあったり、心が痛くなる詩もありました。子どもは純粋に言葉遊びを楽しめそう。2016/04/20
マツユキ
8
阪田寛夫作品を、手元においておきたくなって、購入。表紙も可愛い。2020/08/20
押さない
4
「へびのあかちゃんめがさめた おめめはさめたが しっぽはねむい まだねむい」「おじいさんのせなかの さかみちは やさしいやさしい さかみちね おじいさんもとことこのぼれるような おばあさんのせなかのさかみちは まあるいまあるい さかみちよ こねこくんもときどき やすめるように」「らくあれ ばくあり きりぎりす くあれば らくあり これが蟻」「夕日がせなかをおしてくる まっかなうででおしてくる 歩くぼくらのうしろから でっかい声でよびかける」2019/05/20
mahoo
3
6歳)読み聞かせ。 母の第一声「サイズと表紙の色とデザインのかわいらしさだけで、借りてきたでしょ」仕方がないので、読み聞かせしました。「サッちゃん」と「夕日がせなかをおしてくる」の2作品だけしか知りませんでした。本人は楽しめたのでしょうか。。。2015/09/13
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