感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
337
丸い筒状の鏡を真ん中において見ると元の絵になる、わざと歪曲して描かれた画集。こうした技法は、遠近法の副産物として生まれたらしく、「アナモルフォーシス」という名前も付いている。本書は、こうした絵をアルファベット順に並べたもの。見ていてとっても楽しい。安野の遊び心が弾けるようだ。カラフルな色彩の跳梁も、シャレたデザインの妙も、ともに安野ならでは。描き方の解説も付されているので、自分で試してみるのもいいかも知れない。大人も子どもも夢中になりそうだ。 2022/06/09
わ!
8
ご存知、安野光雅さんの絵本なのですが、この本は、全編アナモルフォーシスの絵で描かれた絵本です。アナモルフォーシスとは江戸時代にも「さや絵」などとして存在した絵で、歪んだ絵をなんらかの方法をとれば、まともな絵となって見える絵のことを指します。「さや絵」の場合は絵のどこかに刀のさやを立てると、そのさやに写った絵が正常な形(比率)の絵になって見えるというもの。この安野さんの本の場合は、缶ジュースにミラーシート(付属)を巻いて、中央に立れば、ちゃんとした絵がミラーシートの中に浮かびます。さすがは安野さんですね。2025/03/30
KAZOO
8
安野さんのトリック本の一つです。この本の真ん中にアルミホイルのようなよく反射する鏡のようなものをまいた缶を置くと、そこに絵が浮き上がって見えるというものです。子供が面白がるようなものですが、疲れた頭の大人にもいいと感じています。本のままでは抽象的に見える絵も、非常に生き生きとした像に代わるので楽しめます。2014/03/06
みかん@道北民
4
頭文字で何が描いてあるんだろう?と、こういう絵本大好きです。(植物がほぼ分かりませんが;)どっちから?としばし悩んでしまいました(笑)どちらからでもいいんですよね。しかしうちには円筒形の鏡になりそうなものは見つからず・・・orz アルミホイルでは今一・・・。おかげでせっかくの動物たちもへちゃむくれのようなまま(笑)2012/10/18
うどんこ。ちゃん
1
アイデアが面白い!斬新!!はじめ開いたとき"?"だったけど理屈がわかるとすっきり。楽しくABCを覚えられると思います♡2016/08/18
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