目次
第一章 自著を語り直す―『経済学の冒険』のスケルトン(『経済学の冒険』刊行にあたって;本を読んで、書評する ほか)
第二章 対談をつうじて―水野和夫、吉川洋と「経済学の冒険」(資本主義/経済学はどこへ向かうのか;「経済学学」に陥った現代経済学の隘路、経済学は再生できるか)
第三章 書評という世界―資本主義とこれからの社会のゆくえ(宇沢思想の知的遺産、現代にどう活かすか 佐々木実『宇沢弘文』;経済学史をいま〈復権〉させるために 西孝『いまを考えるための経済学史』 ほか)
第四章 書評とリプライ―『経済学の冒険』をめぐる往復書簡(経済学の世界の〈多様性〉を眺望する;『経済学の冒険』の〈記録〉が〈記憶〉されるために ほか)
第五章 経済学の宇宙へ―岩井克人「欲望の貨幣論」と経済学史(欲望の貨幣論と人間論が突きつけるもの;岩井「経済学の宇宙」に惹かれて)
著者等紹介
塚本恭章[ツカモトヤスアキ]
1974年岐阜市生まれ。1996年慶應義塾大学卒、2008年東京大学大学院博士課程修了(経済学博士)。日本学術振興会特別研究員PDを経て、2011年から愛知大学経済学部専任教員。社会経済学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
2
書評という文化の実践 経済学、未解決の大きな問題 古典に挑む経済学の探求 経済学史、未来を拓く理論 宇沢弘文の経済学の冒険精神 経済学学からの脱却 学問における冒険の必要性 資本主義変革の可能性を問う 忘却されたドイツ経済学再発見 岩井克人の不均衡動学の射程 宇沢弘文、社会的共通資本の今日性 経済学史の現代における復権 ケインズ・シュンペーター再訪 水野和夫が問う資本主義の終焉 西部忠による貨幣と市場の省察 伊藤誠、マルクス理論の現代的追憶 岩井克人、欲望の貨幣論の深淵 岩井克人、経済学の宇宙への招待2025/05/25
-
- 和書
- ねじれた空を背負って