知の新書<br> エクリチュールへ〈1〉明治期「言文一致」神話解体三遊亭円朝考

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エクリチュールへ〈1〉明治期「言文一致」神話解体三遊亭円朝考

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784924671805
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0090

内容説明

言文一致に関する通念の誤謬を正す!明治期にそれは始まったのではなく、江戸期に、いやそれ以前から話し言葉表現はなされていた。それでは、明治期には何が実際になされたのか、二葉亭四迷は何をなし、また円朝の速記は何をなしていたのか。国文学の通念をくつがえす学術考証。文芸史において、中国、西欧で起きていたことに対比させながら、言語表現の変化を明解に説く画期的な書。

目次

序章 明治期「言文一致」神話を解体=再編する
第1章 明治期「言文一致」再考―二葉亭四迷「余が言文一致の由来」を読みなおす(なぜ、明治期「言文一致」が問題なのか?;山本正秀による「言文一致」論の根本的誤謬;今日の指標的見解の検討;「言文一致」の意味;前近代の口語体;二葉亭四迷「余が言文一致の由来」を読みなおす;「普通文」の平明化と「言文一致」;文体改革は「立体的まだら状」に展開した;子規の「叙景」、独歩の「情景」;結語)
第2章 三遊亭円朝考(円朝の再評価をめぐって;円朝の口演速記と小説の「言文一致」運動;円朝口演の写実性;円朝の位置)

著者等紹介

鈴木貞美[スズキサダミ]
1947年生まれ。東京大学文学部仏文科卒。国際日本文化研究センター及び総合研究大学院大学名誉教授。1988年『新青年』読本(『新青年』研究会編)で大衆文学研究賞。パリ社会科学高等研究院客員教授、中国・清華大学人文科学院特任教授、吉林大学外国文学研究院特座教授を歴任。早くから日本文芸史の再編と取り組み、また近現代出版史研究に携わる。学際的な視野に立つ文理に跨る各種の国際的共同研究を開発、従事。日本の「文学」をはじめ、「歴史」「生命」「自然」等、基礎概念の編制史研究を開拓し、深化に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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gorgeanalogue

9
山本正秀が言文一致を「精神革命」と位置づけたことを批判する。面白い指摘はあったが、どうにも読みにくく、また「いいちこ」連載がもとになっているからではあるまいが、不必要に論争的な文体で読後感はよくない。一番の問題は「一致」なんだと思うが、そこまでは書いてない。言文一致神話解体であれば、自分でも言っている通り、「普通文」として新しく捉え直せばいいのでは。こうしたテーマの新書は意欲的な試みではあるが、誤植が目立つ。2024/03/05

Go Extreme

1
明治期「言文一致」神話を解体=再編:精神革命=ラテン語→民衆の話し言葉・自国語 平安中期・漢字書き下し文 原文一致は文学と国語に跨る問題 明治期「言文一致」再考:二葉亭四迷「余が言文一致の由来」 和文くずし 「原文一致と豆腐はだいきらい」 原文一致=精神革命 自然=自ら然り 言語記述・エクリチュール 思想の素肌 俗語革命 普通文の平明化 立体的まだら状に展開 正岡子規の叙景・独歩の情景 三遊亭円朝考:円朝の再評価置 口演速記と言文一致 情の写実性・実地主義・俳諧と臨済禅(日暮里・長安寺) 露伴との類似性2024/01/28

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