内容説明
小島信夫がカミュの事故死にふれて寄稿した1960年の記事、中井英夫が回想した寺山修司との交流、石ノ森章太郎が見た手塚治虫の背中、立松和平・司修が綴った中上健次との友情…。94人の執筆者たちが原稿用紙にこめた哀惜の言葉、老舗書評専門紙ならではの人物・作品評がここによみがえる。
目次
第1章 文豪たちとの別れ―一九六〇年代(一九五九~一九六八)(永井荷風―“偏奇”の途をひとり歩む;アルベール・カミュ―カミュの生きた道 ほか)
第2章 己の美学を貫く―一九七〇年代(一九七〇~一九七九)(三島由紀夫―その「美学」と「行動」;大宅壮一 ほか)
第3章 戦後社会を穿つ―一九八〇年代(一九八〇~一九八九)(ジャン=ポール・サルトル;堀口大學 ほか)
第4章 新しい時代に向けて―一九九〇年代(一九九二~二〇〇一)(松本清張;中上健次 ほか)
1 ~ 1件/全1件