内容説明
管理者としての篠竹監督の際立った特性は人材発掘、育成、管理にあった。素人同然の新入部員を育て上げ、日本一の選手に仕立てあげる“管理術”には、驚嘆させられた。スポーツと企業との、勝利追求、営利目的の違いはあるものの、両者とも人間集団であることにかわりはない。そこには、集団をいかに一つの力にまとめるかの共通項がある。篠竹監督は、この集団を1つの巨大な力にまとめあげる名人であった。
目次
戦わば、勝つ―甦える不死鳥
犠牲・協同・闘争―篠竹流組織管理術
理想の管理者像―研究「人間・篠竹幹夫」
ノンキャリアを生かせ―人材発掘の手腕
根性と信念―篠竹流精神主義
指導者よ、カリスマであれ!―篠竹幹夫のカリスマ性
“サムライ”フットボール―サムライイズムの組織を目指して