内容説明
イタリア経済の奇跡的復興をもたらしたデザインとは何であったか、パリを中心とする都市再開発で、フランスはどのように文化遺産を継承しようとしているのか。未曽有の開発ブームを迎える日本の「デザイン文化はいかにあるべきか」に応える、必読提言集である。
目次
第１章 デザイン文化の時代（脱近代の都市デザイン；デザイン文化が残す遺産；アルカデイアへ―デザイン文化としての発見性；デザイン経済の時代；近代都市の未来）
第２章 パブリツクデザインの未来（ハイテクノロジーは新交通システムの必要条件か；駅と都市再開発；アーバンデザイン；シンボルとモノの都市；オフィス空間の未来；商空間の未来；世界のウォーターフロントに学ぶ）
第３章 未来住空間（共生のデザインへ向けて；建築の思想；集合住宅の時代は来るか；インテリジェント高層集合住宅）
第４章 リゾート開発（デザイニング・ザ・リゾート；開発の目から見たリゾート）
第５章 都市空間の創出（フュージョン情報都市；情報創造の空間創造；マーケテイングと都市型空間開発；境界に位置する新たな地方都市）
第６章 プロデューサーの時代（プロデューサー・デザイナーの時代；世界のデザインプロデューサー；デザイン管理の道具としてのデザイン・プロモーション）
第７章 内需経済の核、デザイン文化（内需経済の核、デザイン文化）
