立ちあがる白秋

北原東代

燈影舎（2002/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 289p／高さ 20cm
• 商品コード 9784924520035
• NDC分類 911.52
• Cコード C0095

感想・レビュー

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[miyagi]

はくしう先生、やっぱり根本からの良い方というか、壮絶な人生経験が多い中で交友関係も広いし慕われてた… 博愛主義的傾向にあり、生のエネルギー量もレンジも広かったってのが分かり哲也すぎる ・シガさんと m44年の会で好感度高かったのはカフー先生とはくしう先生だったらしい(本人談) シガさんの日記に「めったにハガキよこさない白秋からもらったよ！」て嬉しそうな記述が ・ザキタニと 若い頃知り合ったけどコンプレックスに思ったり 「詩人のわかれ」 ・すぐ怒るけど根に持たないよ！人懐こいしみんな好きだよ(本人談)

2017/12/15

[せっぱ]

未公開書簡や家族から見た白秋。冒頭の写真では樺太でくつろいだ様子が印象に。版画，装幀家の恩地孝四郎については、白秋が「地上巡礼」で版画誌「月映」を紹介したことに対する恩地からの礼状全文と書簡の写真（全体）を掲載。恩地とは芸術飛行も同行し縁が深い。巻末未発表書簡「7.昭和二年五月」弟鐡雄あて、「9.昭和四年二月五日」当時の秘書あてはそれぞれ当時関連していた出版物と折口（信夫）の関係について記述あり。白秋が折口に敬意をもち接している、（そして手紙の相手にも相応の態度を示すよう促している）印象。

2015/04/29