内容説明
京都哲学撰書の掉尾をかざる20世紀の維摩居士・抱石庵久松真一の芸術と茶の哲学。無相の自己の有相化としての芸術・わび茶。その心と姿、その今日的意義を明快に説く。
目次
第1部 禅と美術(禅芸術の展望;禅芸術の理解;禅芸術の表現主体としての禅そのもの ほか)
第2部 芸術(芸道;禅美術の性格;禅と文化 ほか)
第3部 茶道(茶道における人間形成;茶道の玄旨;芳躅 ほか)
著者等紹介
倉沢行洋[クラサワユキヒロ]
1934年長野県に生まれる。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院修士・博士課程修了。現在、宝塚造形芸術大学教授、神戸大学名誉教授、文学博士。専攻は芸術学、哲学、日本学
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