内容説明
戦後、平和で自立した成長を遂げてきた経済大国・日本。しかし、それは“幻”にすぎなかった。団塊世代であり、大手企業の役員でもある著者はその事実に直面し、ショックを受けながらも資料収集を開始。その成果を本書に記し、われわれ日本人の12項目の誤った認識を指摘しながら、日本の教育体制がいかに歪められてきたかを示唆する。そして、アメリカ政府の戦略や年次要望書がいかに日本経済が弱体化してきたかを説明しつつ、「日本再生」への提言を述べる。だまされ続けた著者の熱い想いが込められた一冊だ。
目次
第1章 間違っていた私の認識(戦争は宣戦布告によって開始するのが世界のルールだ;第二次大戦以降の世界の戦争は宣戦布告を行っているはずだ;「大日本帝国」はアジア、世界の征服を目指し、突然の侵略を開始した ほか)
第2章 狙われた日本経済の強み(失業率が低く、終身雇用と年功制で、世界一安定した雇用体制;業界協調による外国資本への高い参入障壁;各地域に密着した商業活動 ほか)
第3章 日本の再生に向けて(理念を持たない日本人;米国だけが悪いのではない;建前社会・きれい事社会との決別 ほか)
著者等紹介
竹下信之[タケシタノブユキ]
1947年、長崎県諌早市生まれ。66年、長崎県立西高等学校卒業。71年、明治大学商学部卒業。同年、文化シヤッター(株)入社。82年、中小企業診断士取得(分野:鉱工業)。06年、文化シヤッター(株)執行役員経営企画室長、執行役員秘書室長に就任。08年、文化シヤッター(株)常勤監査役、12年退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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