内容説明
鈴木三重吉と『赤い鳥』、芥川龍之介、宮沢賢治の童話、北原白秋、野口雨情の童謡など、大正児童文学の展開を独自の創見と新資料によって分析し作家や詩人の実像に迫る。雨情没後50年記念出版。
目次
1 編集サイドよりみた大正児童文学
2 大正児童文学の探索
3 野口雨情 検討と追憶
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
10
本気で、まるっきり面白くなかったー……本。野口雨情の息子さんだったか、お孫さんだったかが書いた本。「大正児童文学」っちゅうから、大正期の児童文学作品に関する考察かと思って買ったのだよね。しかし中身は、「死んだ父(だったか祖父だったか)野口雨情が、どんだけ優れていたか」みたいなことを、まともな資料の使い方もせず、ぐったらぐったら思い込みを書き散らしたようなもの。こんないい加減な、中身のうっすい本久しぶり。バリバリに厳密に批判しまくって論文書いたら、面白い論文になるかもしれんです。2016/04/30
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