内容説明
韓国屈指の大港湾都市・釜山。その開港(1876年)から解放(1945年)にいたる日本による支配時期の相貌を「人の移動」に焦点をあてて論じる植民地都市研究。
目次
第1章 釜山への日本人の進出と経済団体(日露戦争前における居留民の渡航と経済団体;併合前後の日本人と経済団体;両大戦間期の在留日本人と経済団体;戦時下の在留日本人と経済団体)
第2章 1920年代後半における釜山府政―広報誌『釜山』に見るその動向(釜山府政の推移;『釜山』の発行と配布;『釜山』の記事の変遷;『釜山』から見た釜山府政;釜山府政における「社会事業」)
第3章 関釜連絡船の輸送史上に占める位置(関釜連絡船の輸送実績;補助航路の開設と計画)
第4章 朝鮮鉄道における軍事運送と釜山―シベリヤ出兵・満州事変を中心として(日清・日露戦争における軍事輸送;鉄道軍事輸送の法制と運用;シベリヤ出兵における軍事輸送(1918~1922年)
満洲事変における鉄道軍事輸送(1931~37年))
第5章 戦時下釜山商工会議所の取引照会業務(買入紹介リストの分析;売込紹介リストの分析)
著者等紹介
坂本悠一[サカモトユウイチ]
九州国際大学経済学部教授。1947年、高知県に生まれる。立命館大学文学部・経済学部卒業、大阪経済大学大学院経済学研究科修士課程修了・博士課程満期退学(経済学修士)、東京農業大学助教授を経て、1993年より現職
木村健二[キムラケンジ]
下関市立大学経済学部教授。1950年、愛媛県に生まれる。小樽商科大学商学部卒業、早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学(商学修士)、東京農工大学教授を経て、1999年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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