内容説明
社会科教育と大学での経済学や社会科学の専門的学習との「橋渡し」をしようとするのが、この入門講義の目標です。昔から読み・書き・ソロバンが基本だといわれてきましたが、大学教育でもそれらは基本です。専門書だけでなく教養書や新聞を読む力、読みながら自分で考え自分の意見なり解釈を書いたり発表したりする能力、自分が知りたいことに関するさまざまなデータを集めてそれらを集計し計算したり、まとめたりする能力の養成が大切です。そうした能力を身につけていくサポートをするというのが本講義の目標です。
目次
1 自然と経済と社会と人間の実践活動(人間とは何か、私たちは何者か;人間は自然を改造し社会や文化をつくってきた ほか)
2 資本主義経済の基礎概念(労働の生産物は商品となる;商品世界が貨幣を生みだす ほか)
3 資本主義の歩みと経済学(創世期の資本主義と重商主義経済学;確立した資本主義と現代経済学の源流 ほか)
4 資本主義経済の運動(価格はどのようにして決まるか;経済はどのようにして発展するか(再生産と蓄積) ほか)
5 戦後日本社会の歩みと新しい社会(日本資本主義の復活;高度成長の光と影 ほか)
著者等紹介
長島誠一[ナガシマセイイチ]
東京経済大学教授。1941年、東京に生まれ、疎開先の福島で育つ。1965年、一橋大学経済学部卒業、1970年、同大学院経済学研究科単位修得・満期退学。一橋大学助手、関東学院大学専任講師・助教授を経て、現職
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