内容説明
今日の貿易と投資の主要な担い手は多国籍企業であり、そのグローバル展開を補完するのがWTOである。したがって多国籍企業の活動およびWTOは、まさに今日のグローバル化の代表的な経済現象といえる。そこでグローバル化の主体をアメリカの帝国主義世界戦略および多国籍企業とWTOに定めて、その周辺の国際経済現象を明らかにしようとするのが本書のテーマである。
目次
貿易・投資システムの歴史と現代―グローバリゼーションの史的構造
グローバル・システム分析の基礎理論
WTO貿易システム
多国籍企業と貿易・投資
国際通貨・金融問題と貿易・投資システム
発展途上国と貿易・投資システム
食料・環境とWTOシステム
アメリカの貿易と投資
ヨーロッパの貿易と投資
新興経済の貿易・投資政策―経済的自立に向けて
中国のグローバル・システムへの移行とその問題点
現代日本の貿易と投資
グローバル・システムへの挑戦
著者等紹介
板垣文夫[イタガキフミオ]
1948年生。横浜商科大学商学部教授(貿易論、国際経済論専攻)
岩田勝雄[イワタカツオ]
1945年生。立命館大学経済学部教授(国際経済論専攻)
瀬戸岡絋[セトオカヒロシ]
1945年生。駒沢大学経済学部教授(国際経済論、アメリカ経済論専攻)
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