内容説明
十代はいまどこにいるのか。社会、学校…その関係性に目をそむけて子どもだけを追いつめる言説、暴力の正体。閉塞状況を切り開いて子どもとともに学ぶ普通教育の創造とは。
目次
第1章 市民を育てる普通教育(恐怖と暴力をほどく;暴力を越えて平和な関係性へ)
第2章 子どもの世界の政治化と文学の教育(ミクロ・ポリティクスと文学の教育;(再審の場)としての「高瀬舟」)
第3章 普通教育におけることばと数(レジムと国家語―フレネ教育異聞;どうする算数・数学教育;ものの量をつかむ感性と想像力のために)
第4章 教育基本法の方へ(いま、あらためて普通教育について考える;「視点としての総合学習」と「領域としての総合学習」)
第5章 子どものための学校(いま十代の子どもはどこにいるか;子どもの現実を切り開く普通教育の創造)