内容説明
世界が注目する「クロダ・メソッド」その開発者が明かす治療最前線の問題点とは…少子化問題解決の原点もここにある。
目次
1章 子供を産みたい人、産みたくない人―多くの女性がなぜ出産をためらうのか(地球規模で考えれば、日本は少子化対策をすべき;男児の母親の過保護が少子化の一因 ほか)
2章 不妊治療が進んでも「子は授かりもの」―子供を持つということの意味(医師も患者も生命の神秘性を認識すべき;「子は授かりもの」という原点を見失ってはならない ほか)
3章 生まれた子供が幸福に育つ産み方―愛こそがすべての基本(結局すべての根底にあるのは「愛」;夫婦愛があってこそ第三者の協力に頼れる ほか)
4章 産婦人科医の人知れぬ悩みと喜び―他科にはない特殊性がもたらす光と影(不妊治療を保険適用にできない複雑な事情;より自然に近い受精環境を整えるのが「クロダ・メソッド」の本質 ほか)
5章 私のたどり着いた不妊治療とは―どんなときにどんな治療をするのか(男性不妊が増加している;「クロダ・メソッド」と今までの不妊治療の違い ほか)
著者等紹介
黒田優佳子[クロダユカコ]
昭和62年慶應義塾大学医学部卒業。平成7年同医学部産婦人科学教室大学院卒業。ヒト先体反応精子の精製法および定量的評価法を確立し、学位を取得。その後2年間、東京大学医科学研究所化学研究部研究員として、ヒト精子先体反応に伴うカルシウムイオン情報伝達機構解明の研究に従事。平成9年女性医師として初めて慶應義塾大学医学部産婦人科学教室医長に就任し、不妊治療を中心とした診断にあたる。平成12年、自らから基礎研究の知識と技術を駆使した不妊治療を実現できる場として、黒田クリニック・リプロダクションリサーチセンターを設立。平成15年精子機能の特殊検査部門を拡張し、精子機能評価法を標準化するとともに、21世紀の基礎研究に基づいた高度生殖医療技術の提供を目指し、黒田インターナショナルメディカルリプロダクションと改称。治療・研究に多忙な日々をおくっている。家庭にあってはよき理解者である夫に支えられ、娘の成長を温かい目で見守る母親でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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