内容説明
武勲の「鬼将軍」の嫡男に生まれエリート将校の道を歩み、経理部将校初の生徒隊中隊長となるも無念の終戦を迎えるや、医学に転じて活躍する産婦人科医が明かす華麗にして希有なる人生。
目次
序章 輝ける青春時代(二振りの軍刀)
第1章 「鬼将軍」の嫡男に生まれて(わが生い立ち;転任、転任の日々 ほか)
第2章 前途洋々たる青年将校(母の念願、陸軍主計将校へ;経理部将校の教育制度 ほか)
第3章 エリート将校の終焉(乙種学生再審試験;府立6中時代の恩師との再会 ほか)
第4章 元陸軍主計少佐、医学を志す(齢30にして医学を志す;医専か大学か ほか)
著者等紹介
岩倉理雄[イワクラタダオ]
1915年東京・青山生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。陸軍経理学校第8期丙種学生卒業。第9期乙種学生卒業。陸軍では経理部将校として近衛野砲兵聯隊付高級主計、第1機甲軍司令部経理課長、中支第3師団経理部高級部員を経て陸軍経理学校教官。特別幹部候補生隊第2中隊長で終戦を迎える。陸軍主計少佐。戦後は医学を志し、昭和医学専門学校卒業。1955年第5回国際会議で主任術者として論文を発表。同年小岩に岩倉病院を開業。1986年思春期のクラミジア患者に見られる臨床的特徴を発表し世間を驚かせた。医学博士。岩倉病院名誉院長。東京東江戸川ロータリークラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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