内容説明
学校現場は「るつぼ」である。ドロドロに熔解している場に、生徒と教師はいる。そこに入った生徒が新しく生まれ変わって出ていくことを教師は期待している。僕ら教師も、引き裂かれ、融かされながら、新しく生まれ変わりつづけたい。真の国語学力をつける授業を構築・実践する教師の提言集。
目次
教室で文学を読む(「教室で文学を読む」ということ;歴史物語の読みと歴史解釈について―『大鏡』と『栄華物語』の授業を通して;歴史解釈と文学解釈)
何を教えるか(教育内容の構造化について;「読むこと」と教育内容―説明的文章の読みを通して;「国語学力」をめぐる考察)
著者等紹介
深瀬幸一[フカセコウイチ]
1961年、福島県に生まれる。山形大学工学部、人文学部卒業。福島大学大学院教育学研究科修了。1986年より福島県高等学校教諭。現在、福島県立福島東高等学校教諭
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