内容説明
マレーシア、ベトナムでいまなお伝わる伝統医療。シャーマンの呪術療法の謎にせまる。
目次
癒しの煌めき
感情の隠喩―恨み晴らします
戦いと癒し―伝統医療の文化社会的フィードバック機能
ハノイの南薬
ケダの「人災病」―メタ・コミュニケーションとしての呪術
伝承された医療と「人災病」―マレー人農民の療法の医療人類学(研究の目的と方法;対象地域の概観;民族病因論;各種治療法とその限界;人災病の療法がおよぼす社会的影響;総括と討論)
著者等紹介
板垣明美[イタガキアケミ]
1993年、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。博士(文学)。現在、横浜市立大学国際文化学部人間科学科助教授。専門は文化人類学、研究分野は医療人類学、文化生態学。薬剤師の免許をもつ
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