感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
67
ベタなセリフと思想の羅列とそれらしい挿絵で入院患者に進呈して不評を買い突き返されたので飛ばし読み。「がんばらないで」「あなたはそのままでいい」のブーム終わってしまったんかなぁ。確かにこれはひどい、、もっと頑張って地獄見てから書いたほうが良かったのかな、とは思ってしまった。生ぬるいこと言う人苦手。生きていくのは戦い、頑張らずに生き抜くほうが難しいからなぁ、と思ってしまいました。2013/10/10
Takayuki Oohashi
19
よく覚えていないのですが、朝ドラ「べっぴんさん」で市村正親演じる靴職人のおじさんが、谷村美月演じる、貧乏暮しで金持ちに偏見を持っているドラマの「四つ葉のクローバー」の一人に「物事は真っ直ぐに取れることは、そう真っ直ぐ取った方がいいですよ。曲がった捉え方をすると皆、曲がってしまいますよ」というようなことを諭す場面があったのですが、この本も正にそのようなことを言ってますね。おーたあきこさんの文章の途中に挿入されている中性的なデフォルメされたキャラクターの絵が、穏やかな「間」の空間を作り出していて心地良いです。2016/11/08
糸遊
15
再読。偽りの自分、背伸びした自分で1人の社会人として生きてきて、はや10年。疲れてしまった。こうあらねばならない自分に向かってきて、走り続けた。でも、ふとありのままの自分が心の中でぽつんと、佇んでいる。ありのままの自分は本当に成長してきたのかな?本当に背伸びした自分で生きてきて楽しいのかな、いや、楽しくない。偽りの自分も自分なんだけど、ちゃんと人に向かうには、ありのままの自分が大切なんじゃないか、と私は思う。背伸びとは違う努力と勇気をもって。なりたい自分になるのだ。それも、大きな決断に違いないだろう。2015/11/10
糸遊
15
本棚に置きたい!ほんわかするおーたあきこさんのイラストに心底癒される。ココロは、見えないけど、血を流したり、泣いたりしている。私はうつ病です。変わることをつねに自分でも意識したし、周囲からも求められ、努力しました。でも、ある時、ココロはぼっきりと折れて、とうとう身体まで動かなくなってしまった。朝も昼も夜も泣いていました。そんなとき、同じ病気で苦しんだ方からお借りした一冊。あるがままの自分を見つめさせられた。できない自分も自分なんだ。その自分を認証して、愛さなければ、生きてはいけない。生きる道をかろうじて選2015/03/02
Ryo
11
わたしは優しい人や言葉が好きです。自己啓発本やスピリチュアルな本は少し苦手です(読むこともありますが)。この本は絵本のようでもあり、自分とココロの中に優しく語りかけてくれます。ページ毎に温かな絵も更にほっこりさせてくれます。身近な友達に勧められて読みました。疲れていたわたしにあれこれ言わずに、この本を差し出してくれたあの娘に感謝です。2017/03/07