出版社内容情報
国家生活、社会生活を営む私たちにとって所与のシステムである法律や法制度。その成立過程、存在意義、目的とはいかなるものか。本書は、日本法の歴史を、「古代」・「中世」・「近世」・「近現代」の各時代に区分して解説する。法の歴史をひもとくことで、現在では自明となっている様々な事柄の意味を、その成り立ちと起源から問い直す思考へと誘う。法律も歴史も幅広く学びたい人のためのテキスト。
目次
1 古代(ヤマト政権と氏姓制度;大王と天皇号 ほか)
2 中世―平安時代(院政期)~戦国時代(院政の成立と中世公家政権;鎌倉幕府の権力構造 ほか)
3 近世―安土桃山時代、江戸時代(織豊政権の法;幕藩体制の統治構造 ほか)
4 近現代(明治前期;明治後期;大正期、昭和戦前・戦間期;戦後)
著者等紹介
岩谷十郎[イワタニジュウロウ]
1961年生まれ。現在、慶應義塾大学法学部教授、慶應義塾常任理事
松園潤一朗[マツゾノジュンイチロウ]
1979年生まれ。現在、一橋大学大学院法学研究科教授
〓田久実[タカダクミ]
1987年生まれ。現在、獨協大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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