アポロンの光と闇のもとに - ギリシア悲劇『オイディプス王』解釈

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アポロンの光と闇のもとに - ギリシア悲劇『オイディプス王』解釈

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784921091071
  • NDC分類 991
  • Cコード C1098

出版社内容情報

ギリシア悲劇の最高傑作、2500年前の“現代劇”の、
随所に潜む謎を解き明かし、巧みな作品構成の筋を浮彫りにして、
詩人のメッセージを根源から読みとる作品解釈の本格

【「まえがき」より】
それと知らずに父を殺害し、それと知らずに母イオカステを妻にした──そして
それと知らずにアポロンの神託を成就してしまった──オイディプス、彼こそ
全生涯にわたってアポロンの神託に操られ、振りまわされた男であった。しかし
このオイディプスは、自分の素姓を知って眼を突いた時、人の目には見えない
真実を心の眼で見据え、それを世に証言する新しい生を歩み始める。

世界は「偶然」の戯れの場なのか。「真理」と呼んでよい究極の価値は存在する
のか。それとも一切の価値は相対的なものにすぎないのか。「真理」ははたして
人を生かすのか。オイディプスとは誰か。特殊な人か。それともわれわれの誰も
がオイディプスなのか。イオカステは私であり、あなたではないのか。

【目次抄出】
   [序説] 劇以前
  1章 運命とアイロニー
  2章 テイレシアスとクレオン
  3章 イオカステとアポロンの神託
  4章 イオカステと偶然
  5章 第二スタシモンについて
  6章 真理とダイモーン
  7章 盲目のオイディプス
   [補説] オイディプスのその後と最期
        ――『コロノスのオイディプス』より

【著者紹介】
1938年生れ.国際基督教大学卒業.文学修士(東京大学).現在,大妻女子大学教授.
国際基督教大学名誉教授.
著書:『「イーリアス」ギリシア英雄叙事詩の世界』,岩波書店,1991.
『ギリシア悲劇──神々と人間,愛(エロース)と死(タナトス)』講談社学術文庫,1999.
『イエスの七つの譬え──開かれた地平』,三陸書房,2000.
『ギリシア紀行──歴史・宗教・文学』,岩波書店,2001他.
共編著:『ムーサよ、語れ── 古代ギリシア文学への招待』,三陸書房,2003.
翻訳:エウリピデース「ヒッポリュトス」,『ギリシア悲劇全集』第5巻,岩波書店,1990.

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