内容説明
6月5日に国会で成立した年金改革関連法では、保険料の上限を固定し、その保険料収入の範囲内で年金額を決定する「保険料水準固定方式」が盛り込まれている。また、給付については、社会全体の負担能力を反映させた「マクロ経済スライド」を導入しつつ、厚生年金保険のモデル世帯の給付水準を現役世代の平均収入の50%以上を確保するなど、負担と給付について大きな制度改革を図っている。本書では、これらの年金改革関連法のポイントについて解説している。
目次
給付と負担の改正
在職中の年金の改正
女性と年金の改正
国民年金の改正
障害年金・遺族年金の改正
厚生年金基金・企業年金の改正