内容説明
21世紀を生き抜くためにサビない脳を創る。30代・40代からでも間に合う『能力』アップ術。
目次
1章 流動性知能と結晶性知能―“脳力”には2つのタイプがある(勉強ができても役に立たない奴が多い―IQよりも知的反射能力の時代;アンケートから浮き出た「頭のよい人」の条件―年代によって異なる「頭のよさ」;中田英寿のFQテストの結果―天才プレーヤーの秘密;「自分の値段」を高くする流動性知能―求人スペックにみる人材の中身 ほか)
2章 流動性知能を鍛える―スピード能力を活性化させる方法(脱常識な視点の見つけ方―流動性知能「発想力」;固定観念が問題解決を困難にさせる―流動性知能「応用力」;トラブルの楽しみ方―流動性知能「逆境耐性力」;結晶性知能は流動性知能を援護する―流動性知能「問題解決能力」 ほか)
3章 自分の脳を使いこなす―知らないと“眠ったまま”になる(脳の活動を停止させる無力感―やる気を失うことの危険;繰り返しは脳細胞を死に追いやる―30代でボケた人の生活習慣;脳の固さを測る14の項目―あなたの生活は「感覚遮断」になっていないか;評価を気にする自分になっていないか―世間を意識して才能を潰す愚を犯すな ほか)
著者等紹介
杉原一昭[スギハラカズアキ]
1937年、福島県生まれ。筑波大学心理学系教授。教育学博士。「人は死ぬまで成長する」というスタンスのもと、知能の発達や学力低下、人間関係の悩みや性格など、心と知能をさまざまな角度から科学する発達心理学が専門。その研究対象は幼児から老人まで幅広い。著名人から知能測定を依頼されることもあり、イタリアのセリエAで活躍している中田英寿選手の知能テストを担当したことでも知られる。予約を取るのさえ困難といわれる筑波大学教育相談室のカウンセラーとして活躍する一方、新聞・雑誌での執筆も多く、ユニークな新聞連載コラムで幅広い読者層を誇る。『論理的思考の発達過程』『子ども破壊』『現代しつけ考』など著書多数。1966年東京教育大学大学院教育心理学専攻を修了し、横浜国立大学講師および助教授、筑波大学助教授を経て、1984年に同大学教授に就任
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