著者等紹介
あっくん[アックン]
菊間章紘(きくま・あきひろ)。東京造形大学美術学科(絵画専攻)4年生。発達障害当事者として、自身の感覚過敏や「日常でどのように接してもらえると助かるか」等をテーマに17歳の頃から母親と共に講演活動を行う。発達障害を取り上げたNHKの番組で取材を受けたことをきっかけに、自分自身の経験を絵で伝えることに取り組み始める
〓橋智[タカハシサトル]
日本大学文理学部教育学科教授。博士(教育学)。東京学芸大学名誉教授・放送大学客員教授。専門:特別ニーズ教育・当事者調査・発達教育学・北欧特別教育ケア・少年院教育。7000人以上の発達困難を有する子どものニーズ調査に取り組み、また現在、小中学校巡回相談、児童発達支援センター・少年院・歯科大学病院摂食外来等で発達相談臨床を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なま
7
★4.3 小さな頃から色々な物が食べられないあっくん(著者)。食べ物を口内に含んだ時の食感に耐えられない。学校では強制的な給食の時間を与えられ、友人の親切な行動が食べられないあっくんには苦痛。周囲の理解が得られず、罪悪感を募らせていくが成長とともに食べられるものも増えていった。という著者の経験をもとに描く。巻末には医療従事者による感覚過敏と食の困難さの関係や様々なケースも語られる。著者が成長して当時の事について語ったり、母による子育て記などもあり、様々な視点からヒントが得られるのが良い。2025/06/23
ルート
3
好き嫌いではなく、感覚過敏で食べられない子もいる。2024/10/02