内容説明
市井に生きる人々の圧倒的な存在感が立ち上がってくる。高校生の「17歳」も、働いている「17歳」も、迷える「17歳」も皆、自分を卑下することなくそこに居る。1988年から1992年に発表された、あの話題作が今再び社会に問いかける。
著者等紹介
橋口譲二[ハシグチジョウジ]
1949年鹿児島生まれ。写真家。1981年第18回太陽賞。1992年平成4年度日本写真協会賞・年度賞。第8回東川賞・国内作家賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aoki
5
1987年の17歳、102人。26年前、四半世紀以上前の彼らの顔、姿、朝食、夢、音楽、本、買い物、現在、そして未来への想い。みんな今、一体どうしているのでしょう。高校生ばかりでなく、定時制も、盲学校も、店員、板前、舞妓、漁師、主婦、職人など、また北海道から沖縄まで日本中を網羅。あの頃の日本というものが、物凄く感じられ、ちょっと胸に迫るものがありました。これを2006年にあらためて出したんですね。何だろう、この感じ。過去の事実である隣人かもしれない彼らの表情と言葉が、今の自分に何か意味があるような気がする。2013/08/17
そいちろ
0
図書館で読んだというか見た。「自由か?」って質問がその時代をあらわしていると思った。今の「自由」ってのとは少し違うかもしれない。2013/06/23
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- 和書
- 交渉力がつく本