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内容説明
ボランティアの目線で見た復興支援の真実の姿。被災地に渦巻く行政の矛盾、報道差別がもたらす悲劇とは?炊き出し、ヘドロ撤去、産業支援にまで奮闘するボランティアたち…その7人のボランティアの活動も紹介。
目次
第1章 凄まじい被災地の惨状(日本観測史上最大の地震発生;どうやって東北へ? ほか)
第2章 復旧支援から生活支援へ(個人ボランティアは孤独との闘い;ボランティアの定番作業、物資仕分け ほか)
第3章 それぞれの想いでボランティアへ(学生ネットワークを活かして―大学生・早奈さん;被災者のコリを少しでも―マッサージ師・木の子さん ほか)
第4章 初冬の被災地を行く(何も残っていなかった福島県海岸地帯;瓦礫のなくなった被災地、地盤沈下の町を行く ほか)
エピローグ そして迎えたあの日(3月11日午後2時46分、石巻にて;最後に残ったのは“絆”)
著者等紹介
中原健一郎[ナカハラケンイチロウ]
昭和48年神奈川県平塚市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。大学在学中より国内旅行添乗員として、修学旅行などの教育旅行にて1万人以上の学生を引率する傍ら世界100余国を巡る。のち、(株)リクルート所属の旅行宿泊誌出版・広告事業で京都・神戸・滋賀を担当。退職後、東日本大震災の発生に伴い復興支援ボランティア活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ももはな
2
3月11日の揺れは私も体験したが、今ではほとんど思い出さない。ボランティア活動を通して見てきた被災地を伝えるための一冊。2012/11/21
壱萬参仟縁
1
著者は早大政経の出身でしかも人口の多い最難関の大学受験をクリアした優秀な人財である。そのこと自体、賞賛に値するが、3.11での実体験をまとめた本著もまた秀逸であるといえる。ご自身は修学旅行引率実務の経験豊富。徹底した現場主義である。首都圏でのパニック症状の購買行動も克明に描写されている。ヘドロとの闘い、見たくない壊滅の惨状が写真と共に活写されている。Anything is possible! と外国人から励まされながらの震災復興。誠に頭が下がる思いである。さらにボランティアを支援するボランティアも肝要と。2012/11/02
こあら
0
とても読みやすかったです。送られてきた支援物資が、どのようにして被災者のみなさんに配られているんだろう?送られてくるものは必要とされているものばかりじゃないんじゃないのかな?などという私の考えていたことが、少しわかりました。報道はされていない実際に被災地にいなければわからないようなことなども、ショックなことがたくさんありました。ボランティアなどしたことのない私ですが、現地でお金を使うということで少しでも復興の力になることができるのであれば、東北へ行ってみようかと思いました。2013/04/07