焼きすてられた日の丸―基地の島・沖縄読谷から (増補)

電子版価格
¥880
  • 電子版あり

焼きすてられた日の丸―基地の島・沖縄読谷から (増補)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784916117212
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

沖縄国体で日の丸を焼き捨てた著者が、その焼き捨てに至る沖縄戦と沖縄の苦悩、現状を語る。増補版5刷

第1章 日の丸を焼く
第2章 読谷、わが青春
第3章 読谷の反基地運動と基地沖縄
第4章 チビチリガマ「集団自決」と沖縄戦
第5章 裁かれる日の丸
資 料 日の丸裁判関係


 この書を一九八八年に出版して八年の間に、四回の増刷が重ねられた。社会問題に関する硬い傾向の本が八年間にわたり売れ続けたことは出版界のなかではめずらしいことのようであり、幸いである。
 それだけ私の「日の丸焼却行為」は、その賛否にかかわらず関心をもたれ続けたことの証左だと思う。
 私はこの八年間、「なぜ日の丸を焼いたのか」をより多くの人々に伝えることに多くの時間を費やした。その手段の一つがこの書の出版であった。私の目的はこの書の読者を通じて、そしてほぼ毎月一回の講演、それに数多くの読谷-チビチリガマの案内を通じて、期待をはるかに超えて多くの人々に伝えることができたと自負している。
 今回の増補版刊行の目的は、沖縄問題が全国で大きな話題になっているなかで「日の丸焼却行為」がなぜ沖縄で起こったのかを今一度世代を新たに伝えたいためである。
 また、日の丸を焼いた私が歴史的なタイミングとでも言うべきか、国が憲法を破り、不法占拠が続いている「象のオリ」の地主としていること、つまり「日の丸焼却行為」と軍事基地を拒否する反戦地主としての生き方は、全く一つの行為であり、特別のことではないことを知ってもらうことを目的と

知花さんの闘いは、日の丸裁判終了以降も続くことになった。「燃える沖縄 揺らぐ安保」と併せて読んでほしい。

内容説明

基地のなかの村、読谷に育った著者が沖縄の現実にめざめ、復帰運動に情熱を注いだその青春と日の丸焼き捨てにいたる読谷の反戦平和の運動を語る。歴史的な日の丸裁判の公判報告も興味深い。

目次

第1章 日の丸を焼く
第2章 読谷、わが青春
第3章 読谷の反基地運動と基地沖縄
第4章 チビチリガマ「集団自決」と沖縄戦
第5章 裁かれる日の丸

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

健康平和研究所

1
裁判所の前で警察が右翼の暴力を止めない不思議2017/05/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1612432
  • ご注意事項