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風の使者ゼノ

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784916110541
  • NDC分類 198.22
  • Cコード C0037

出版社内容情報

おろかしい戦争の犠牲者である戦災孤児や飢え苦しむ人々を救いつづけ、働くだけ働いた無一物のゼノさん。せめて忘れられた愛が帰りきて、この部屋いっぱいにあふれればいのにと私は祈った」(本書エピローグより)

全く自分の業績について語ることも記すこともなく逝ってしまったたゼノさんの足跡をたどり、膨大な証言を集め、その全貌に迫った本書はルポルタージュの傑作といえましょう。

内容説明

敗戦後の日本を疾風の如く駆け巡り、復興から取り残された人々に希望と自立への一灯をともし続けたゼノ・ゼブロフスキー。「蟻の街のマリア」の導き手ともなったその純粋無垢な魂と破天荒な愛の足跡が鮮やかに甦る。

目次

プロローグ 三十年目のある対面
第1章 ポーランドからきた人
第2章 戦災孤児救済に走る
第3章 戦災孤児十二万人に「少年の町」を
第4章 蟻の街の人びと
第5章 その後のゼノさん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

31
コルベ神父からの流れで、ゼノ修道士の話を読みました。もちろんゼノさんの活躍には目を見張るものがあったけれど、それ以上に戦後の日本の混乱について考えさせられました。戦時中の悲惨さはいたる書物や映像で知っていても、戦後はさらに混沌としていたことに驚き。何万という浮浪者や孤児がいたこと、貧富の格差が広がっていったということ、そして彼らを救うために外国人宣教師であるゼノ修道士が活躍したということ。あの当時戦争孤児として路上生活していた人達の多くは、90前後になっています。彼らがどうやって生きてきたのか、2016/12/10

愛希穂

0
後で2010/05/09

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