内容説明
“公害列島”時代、ヘドロの海目の当たりに育ち、夢見た百姓で30年。3・11原発から解き放たれ山川・田畑に降りた放射能という異物。共生するのはたやすいと?命あるものと向き合う百姓は今何を想う。
目次
2011年(3月10日;3月14日 ほか)
2012年(請願に向けて;早熟な冬の破れ目 ほか)
2013年(身も心も暖まる話;三種の宝~ひとつめ「ちのみち」の話 ほか)
2014年(あとは野となり山となる;どすこい、どすこい ほか)
2015年(憲法前文私案;以下不掲載 ほか)
2016/2017年(あけましておめでとうございます;一座建立 ほか)
著者等紹介
伊藤晃[イトウアキラ]
1960年東京に生まれる。父親の転勤に伴い、静岡県富士市で高校卒業まで過ごす。1991年、農業へ踏み出す。埼玉県の農業塾で、妻と一緒に、二人の子供を連れて二年間の研修を受け、1993年秋、借地借家で独立。菜園「野の扉」を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたぱ
1
31歳から農業へ一歩踏み出した著者。菜園「野の扉」で無農薬野菜、卵を生産。里山保全にも関わる。挿絵は娘さん。梨木香歩さんの推薦文があまりに的確なので、他にうまい言葉がみつかりません。「本物の怒り、絶望、甦る希望」「...何より、自然とともに生きることへの湧き上がるような喜びが!」農業では植えた物、飼う(鶏)ものの何割かは、天候や動物にやられてしまう・・・アオダイショウ、アライグマ、ハクビシン、野犬、虫・・原発、TPP、種苗法にむけられる不安と怒り・・・食べ物をつくる農家だからこそ説得力があった。2020/07/05
-
- 和書
- Separation